曲げわっぱの技術を応用した木製ヘッドフォン
飛騨高山の木工房nokutareの「ヒダノオト」

クラウドファンディング・プラットフォームのMakuake(マクアケ)に、コンサートホールにいるような臨場感を味わえる木製ヘッドフォン「ヒダノオト」が登場した。テクスチャはプレーン、一位一刀彫、飛騨春慶(漆塗り)のラインナップを用意。

同品では、iPhoneに付属されているApple純正イヤホンをヘッドフォン本体にセットすることで、電源不要で驚くほどピュアな音質を実現。

開発を手がけたのは、飛騨高山の木工房「nokutare(ノクターレ)」。素材には、飛騨高山産の木材(カエデ、ヒノキ)、飛騨牛(ブランド牛)の牛革といった自然素材のみを使用し、金具などを一切使わない構造となっている。

▲ヒダノオト(プレーン)

▲ヒダノオト(一位一刀彫)

同社ではこれまで音に関する商品をいくつか手がけてきたが、体に直接触れるヘッドフォンであれば、木という素材の感触や香り、木の反響を利用した音など、五感にダイレクトに訴える商品にできるのではないかと考えたという。

▲ヒダノオト(飛騨春慶)

イヤーカップは3層構造で、中央部分は柔らかい木に比べると音の反響が良い堅い木のカエデを使用。耳に当たる部分と外側のロゴ部分は柔らかい木のヒノキを使うことで、肌に触れたときに優しく感じられ、特有の香りや抗菌作用も持ち合わせている。また、ヘッドバンド部分は「曲げわっぱ」の技術を応用しているそうだ。End