デイヴィッド・チッパーフィールドによる
真鍮を使った照明シリーズ「w102 lamp」

イギリスの建築家 デイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)は、自身がデザインし、Wästberg(ウェストベリ)が製作した照明シリーズ「w102 lamp」を公開している。

「w102 table lamp」は、家庭用およびオフィス用として、典型的なパーソナルデスクランプを参照し、室内で慣れ親しんだものに新鮮な解釈をもたらすものだ。現代のデザインではあまり見かけない素材だが、照明では一般的に用いられる真鍮をその大部分に使用。

制作の意図としては、土台部分、アーム、ランプヘッドをはっきりと区別させることで、シンプルな形を作り上げることだったという。この照明には目につくような接合部分がなく、土台とヘッドのジョイントを回転させるだけと方向移動は最小限にとどめているが、その機能性について妥協はない。また、ランプには調光が可能なLEDを採用している。

Stockholm Furniture and Light Fair 2019では、黒色化処理・ブラシ仕上げを施したスチールを使用したものも公開。テーブルや壁、フロアランプなど一連のアイテムも合わせて披露された。End