野村ホールディングスはこのたび、現代アートの世界で挑戦を続けるアーティストを支援するための表彰制度「野村アートアワード」を創設したと発表した。世界のアート界を代表する有識者7名が審査を行い、年に1度、大賞1名とエマージング・アーティスト賞2名が表彰されることになる。

大賞は優れた実績を有し、さらなる飛躍が期待されるアーティストに贈られるもので、これまでの功績を称えるとともに、新たな制作活動を支援するため、賞金100万米ドルを贈呈。

また、エマージング・アーティスト賞は、現代アートの未来を担うことが期待される新進気鋭のアーティストに、今後の活動支援としてそれぞれ10万米ドルを授与するという。

野村ホールディングスとアートをつなぐ歴史は、創業者・野村徳七氏にまでさかのぼるそうで、同氏は茶の湯や能楽に造詣が深く、文化・芸術の支援に力を注いだ人物だ。その想いが今に受け継がれ、同アワードの創設に至った。

なお、第1回目となる2019年のエマージング・アーティスト賞は、2019年5月に京都で行われる同アワードの創設記念式典で発表。大賞は、2019年秋に上海で開催を予定しているガラ・イベントにて発表される予定だ。