mui Labが「ミラノデザインウィーク2019」に出展
テクノロジーの気配を「無為化」させる「柱の記憶」を発表

京都市に拠点を置くmui Labは、2019年4月9日(火)から4月14日(日)までイタリア・ミラノにて開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2019」に出展する。

mui Labとして2回目の出展で、今回はペンタブレット製品やデジタルペンのソリューションを提供するワコムと共同で、詩人の三角みづ紀氏による表現を組み合わせて、テクノロジーの気配を無為[mui]化し、日常に溶け込むような体験を促す新コンセプト「柱の記憶」を発表する予定だ。

世界共通の習慣である、家の柱にペンで子供の成長を記録する行為に着目。日常の暮らしの代名詞であるペンと柱(家具)のそれぞれが有機的につながり(Connected)、クラウドを通じて時間や空間の制約を超え、「家族で共有された時間」を再現することで、テクノロジーが日常に溶け込む体験を提供するという。

史上最年少で萩原朔太郎賞を受賞した三角氏による表現が、作品に豊かさと鮮やかさを添えてくれるそうだ。

「柱の記憶」は、洗練された日本製品を販売するライフスタイルショップ「TENOHA MILANO」と、「今の東京」を感じさせるクリエイターたちの集合展である「TOKYO CREATIVE 30」にて展示される。

中国の老子にある「無為自然」という、人が自然の一部としてありのままの状態である考え方をインスピレーション源に、テクノロジーの未来が作為的でなく、デジタルと人のあり方を自然にする=無為 [mui] にすることを目指す同社の新コンセプトに注目だ。End