建設事務所 Foster + Partnersと家具ブランド モルテーニ
モジュール式ティンバーテーブル「Ava」を公開

建設設計事務所 Foster + Partnersとイタリアの家具ブランド モルテーニ(Molteni)は、2006年に手がけたソファ「Still」のデザイン以来、長く実りある関係を築いてきた。また、モルテーニの姉妹会社「Unifor」のために「Elements」というオフィス家具のデザインも行ってきた。

そして今回、Foster + Partners は新たなモジュール式ティンバーテーブル「Ava」を公開した。「Elements」が金属製の会議用テーブルであるのに対して、その初期設計を自然な形で発展させて、このティンバーダイニングテーブルを作成。

新しいデザインでは、木材ならではの暖かさと手触り、素材のコストを考え、家庭用としても商業用としても使えるサステナブルなモジュール式家具となった。ウォルナット仕上げとユーカリ仕上げがあり、既製バージョンは2.9m、3.4m、3.8mの3つのサイズが標準だ。

ヒントになったのは航空機の翼と橋などの軽量の形状で、中央部分と末端の片持ち部分の2つの基本セグメントで構成。これらを組み合わせることで、ひとつのテーブルでもどんな長さにも対応可能。ディテールは最小限に抑えて、高品質の仕上げを実現している。

幾何学的な形状により硬く安定性があり、末端部は片側最大1メートルまで片持ちにすることもできる。固定部品は少なくし、彫刻のような脚は、上部では天板を支えるのにやや分厚く、床に向かって次第に細くなっている。End