ナント高等美術学校の校舎「Alstom warehouses」が改装
同市の産業遺産にオマージュを捧げる建築

▲© LUC BOEGLY

フランス西部の都市 ナントにあるナント高等美術学校(École supérieure des beaux-arts de Nantes Métropole)では、老朽化した校舎「Alstom warehouses」の改装が行われた。

壁を壊して空間を広げることにより、未来のナント高等美術学校に光を当て、さまざまなプログラムの展開を可能にしている。印象的な金属製の構造を残すことで、ナントの産業遺産にオマージュを捧げている。

▲© LUC BOEGLY

中央のメインストリートを中心とした「マトリョーシカ」式のシステムで、用途の応用の広さや長期的な実行性を保証することを目指した。

設計を手がけたのは、パリ生まれの建築家 Franklin Azzi(フランクラン・アッジ)。この設計ソリューションは、経済的な工法を促すだけでなく、学生や近隣の人たちの生活に柔軟で創造的なエリアにもなり、空間を解放することにもつながるとしている。End