台湾のアーティスト リー・ミンウェイの個展
「The Tourist」がペロタン東京で開催

▲Lee Mingwei, The Tourist, 2003, The Museum of Modern Art, New York. Photo: Anita Kan. ©Courtesy of the artist & Perrotin

東京・六本木のペロタン東京では、2019年5月15日(水)から6月26日(水)まで、台湾出身のアーティスト リー・ミンウェイ(Lee Mingwei)による個展「The Tourist」が開催される。

本展は、アーティストとペロタンによる初のコラボレーションで、同氏による日本での作品発表は、2014年の森美術館での個展以来となる。

NYのMoMAを含む複数の美術館にて発表してきた、「旅」をテーマにした作品「The Tourist」を、数々のアイテムと映像で東京のオーディエンスに紹介する構成だ。

▲Photo: Matteo Carcelli; originally published in Gallery, September-October 2016, the National Gallery of Victoria.

本展の「ゲームのルール」は、参加に同意した個人がある一定の日に「その人の」街を特徴づける場所、空間、体験をリー・ミンウェイに紹介し、知識という「その人の」贈り物をシェアすることを申し出るという。

こうすることで、その街が持つ秘密が明かされるが、それはシュルレアリストの未踏の「flânerie(遊歩)」による非現実的な遭遇のようなネオ・アヴァンギャルド的表現や、前世紀中期のシチュアシオニスト・インターナショナルによる運動の観念である「dérive(漂流)」、もしくは都市空間にある秘密の遊歩道を漂うことによるものではない。

むしろ、これはその場所に深く、独自のつながりを持つ個人が先導する、街の媒介となる。リー・ミンウェイはツアーガイドについて「私とともに作品を作るクリエイターであり、作品の真なる所有者である」と語っている。End

Lee Mingwei「The Tourist」

会期
2019年5月15日(水)~6月26日(水)
水曜~土曜 11:00~19:00
会場
ペロタン東京
詳細
https://www.perrotin.com/