東京・六本木の国立新美術館内にあるミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」のSFT GALLERYでは、2019年5月15日（水）から7月22日（月）まで、伝承折紙をテーマにした「COCHAE（コチャエ）」の作品を展示販売するギャラリーを開催する。

COCHAEは、「あそびのデザイン」をテーマに活動する軸原ヨウスケと武田美貴によるデザイン・ユニット。

この伝承折紙とは、ヤッコ、シュリケン、ツル、フクスケ、カエルなど、古き時代より伝えられてきた、誰が折り方を考えたかもわからないもの。庶民の間で文字通り「手から手へ」自然と広まった伝承は、今も折紙の入門編として知られている。

しかし、江戸から明治、大正時代に楽しまれていたはずのこれらの伝承折紙は、現在は教材のような文脈でしか折られていないのではないか、というのが彼らの考えだ。

これまでも伝承折紙にいろいろな絵を付けてきたCOCHAEが、今回もまた新たな生命を吹き込み、子どもも大人も楽しめる折紙へと生まれ変わらせてくれるだろう。