「絵文字」の痛みはどれくらい!?
Tadas Maksimovasのパチンコ装置「Emotigun」

アーティストのTadas Maksimovasが公開した「Emotigun」は、モーターで動くリモコン式の「パチンコ」装置。

このパチンコから発射されるのが、ソーシャルメディアで使われるおなじみの「絵文字」だ。絵文字はユーザーが相手に向かって放つものだが、これをパチンコに充填して、本当の弾のように放ってみたらどうなるか、という遊び心のある試みである。

▲All Images © Gedmantas Kropis

そのねらいとは、身をもってこの弾を受けてみることにある。ネット上でなにげなく使っている絵文字も、実際に顔面で受けとめて痛みを感じれば、それでもまだ使いたいだろうか、という問いになっているわけだ。

巨大な倉庫のなかで行われたテストでは、Tadas自身が標的となり、絵文字の銃撃を顔面に浴びた。この円盤状の絵文字が何でできているのかはよくわからないが、銃撃を浴びた彼の顔に無数の傷ができていたので、かなり痛かったのではないだろうか。

作品のテストで、彼の顔面に撃ちつけられた絵文字は約200発にもなったが、これに対する「いいね!」の数は今まで彼が獲得した数を優に超えたそうだ。End