中国の建築家 馬岩松の新プロジェクト
雪の結晶をモチーフにした「Harbin Airport T3」のデザインが公開

中国の建築家 馬岩松(Ma Yansong)が率いるMAD Architectsが、新プロジェクト「Harbin Airport T3」のデザインを公開している。

中国北東部・ハルビンの「ハルビン太平国際空港」ターミナル3では、中国北部の広大な平野の緩やかな斜面や、この地域のきれいな雪や氷にデザインのヒントを得て、同地の地理や気候の特徴を反映したターミナルビルを構想。

地上にそっと舞い降りた雪の結晶のように、その場にぴったりと合う美しい建築でありがなら、未来の空の旅における超現実的で星々をつなぐ空間をも体現している。

ターミナルはどうしても巨大なものになるが、MADの設計ではヒューマンスケールの建築プログラムを目指して、効率的かつ省エネで、さまざまな感覚に訴えかける経験を提供。混雑を最小限に抑え、エプロン全体の効率を向上させ、乗客がゲートへの到着にかかる時間を大幅に短縮するように、5つの方向に伸びた出発用の通路を設けた。

屋内には、ターミナル内の主要なゾーンの目印となる庭園を作り、複数の階にまたがる豊かな緑地を形成。空港の喧騒から離れて、自然のなかで一息入れることができる。雪の吹きだまりのような屋根は天窓として機能し、太陽の暖かさが屋内空間にあふれるそうだ。

このターミナルは2030年までに、年間約32万便が発着し、年間4300万人の乗客が訪れる見通しだ。旅客と貨物の輸送能力は大幅に向上し、世界クラスの輸送拠点に変わることになる。人間性や自然、地域の環境を高機能建築と組み合わせることが、21世紀の旅の新しいビジョンになることを、MADのコンセプトは物語っている。End