アメリカ初のポスターミュージアム「Poster House」がNYにオープン
新クリエイティブユニット「KASA」が常設インスタレーションを制作

アメリカ初のポスターに特化したミュージアム「Poster House」が2019年6月20日(木)にオープンした。

展覧会、イベント、出版物など、1800年代から現在までに使用されてきた、世界的なポスターの歴史を展示するミュージアムで、グラフィックデザインがもたらす社会へのインパクトに着目し、後世に伝えること目的としている。

館内のすべての常設インタラクティブ体験を企画・制作したのは、KudosConduitWhateverからなるクリエイティブユニット「KASA」。訪れる人々がポスターに対してより身近に興味や関心を抱くように、ポスターが持つ強いメッセージ性や精巧に設計されたデザインなどを、自らの体験として楽しんでもらうことを目指すという。

4つの常設インスタレーションには、アナログとデジタルを効果的に組み合わせたインタラクティブコンテンツを制作。「Children’s Area」には、どのようにポスターが作られるのかを体験できるブースなどがあり、「Poster Wall」は、ミュージアムの膨大なポスターコレクションの中から、数秒ごとにランダムで高解像度のポスターが表示される4Kデジタルディスプレイだ。

さらに、自らがアイコニックなポスターの一部となって記念撮影ができる「Photo Booth」や、グラフィックデザイナーになった気分でポスターの制作プロセスを体験できるデジタルインスタレーション「Poster Machine」も用意している。 End