新刊書「バンクシー 壊れかけた世界に愛を」発売
日本語での「バンクシー」論としては初の書籍

美術出版社は、新刊書「バンクシー 壊れかけた世界に愛を」を2019年9月10日(火)に発売を開始する。定価は2,000円(税別)。

2018年、オークション会場で作品が落札された途端、シュレッダーで切り刻まれたいわゆる「シュレッダー事件」以降、⽇本でも広く知られるようになったアーティスト、バンクシー

この謎につつまれた覆⾯アーティストの活動を、ロンドン在住で博物館学を専⾨にする研究者 吉荒⼣記がまとめた。写真集やビジュアルブックが多いなか、翻訳以外では「バンクシー」論としては日本語初のものとなる。

同氏はミュージアムでのゲリラ展示を機に取材を始め、ロンドン、ブリストル、パレスチナでの現地取材を通し、バンクシーが投げかけるメッセージの真意に迫る。⽇本では馴染みの少ないストリート・アートが⽣まれた背景や、作品理解に⽋かせないイギリスの社会問題まで丁寧に解説。

ストリート・アートとはなにか、バンクシーとは誰かを⼀から知りたい⼈のための⼊⾨書としてもおすすめだ。End