ベルギーのデザイナー Pascal Leboucqが公開した
100%バイオベースの「The Growing Pavilion」

▲The Growing Pavilion, Photo by Oscar Vinck

オランダ・アイントホーフェンでさきごろ開催されたDutch Design Week 2019では、ベルギーのデザイナー Pascal Leboucqが「The Growing Pavilion」という作品を展示した。

菌類を使ったインテリアを手がける「Krown.bio」と共同で発表したこのパビリオンは、気候変動や土壌沈下、CO2の増加や資源不足などの社会の課題に、より持続可能な解決策を新たに提案しようとするものだ。

▲The Growing Pavilion, Photo by Oscar Vinck

バイオベースで循環的な経済が強く求められるなか、建築界や建設業界、デザインの世界も取り残されないために、バイオベースの素材の可能性を追求しながら、そこに優れた美しさも表現しようと試みたという。

▲The Growing Pavilion, Photo by Oscar Vinck

パビリオンには、木材の骨組みのほか、菌類など100%バイオベースの材料を使用。開催地であるブラバント地方の土壌も非常に肥沃で、可能な限り地元産の材料を調達したそうだ。また、内部も広々とした展示室になっており、内部にもバイオベースのインテリアや製品を展示している。End