OMAによるウィルシャー・ブルバード寺院の増築計画
「Audrey Irmas Pavilion」が発表

レム・コールハース率いる建築設計事務所・OMA重松象平が代表を務めるニューヨークオフィスでは、アメリカ・ロサンゼルスで新しい建築物「Audrey Irmas Pavilion」を手がけている。

これは、ユダヤ教のウィルシャー・ブルバード寺院(Wilshire Boulevard Temple)のGlazer Family Campusに増築するもので、礼拝の会衆や周辺地区の多目的イベントスペースとして機能する予定。既存のキャンパス活動との新しいつながりを構築し、市街地を新たな市民のよりどころにするという。

周囲の建物に配慮しつつダイナミックな形をしたシンプルなボリュームで、既存の寺院から独立した西側のファサードは傾斜し、地下にある複合施設にまで続いており、2つの建物の間には中庭が形成されている。

歴史のある学校から離れて建つ南側は、空に向かって開かれ、光をもたらしてくれる。こうしてできあがった形状は、近隣住民との関係が刻まれたたもので、不可思議ながらもなじみ深い印象をたたえ、敬意を示しながらも将来を見据えた対位法を形成している。

メインイベントスペース、小規模の多目的ルーム、屋上の沈みこんだ庭という3つの空間で構成。これらを組み合せた空間は重なり合い、それぞれの空間の内外にさまざまな視界が広がっており、光があふれた複合施設やその向こう側に訪問者を誘う通路が通っている。End