東京・六本木の東京ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHTでは、今秋2つの展覧会がスタートする。2019年11月22日（金）から2020年3月8日（日）まで、企画展「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」が開催される。

同展は、展覧会ディレクターを田川欣哉（Takram）が務め、1953年の設立以来、東京・松屋銀座を拠点に活動を続けてきた日本デザインコミッティーの幅広い世代の現メンバーたちが、創造の過程で生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々を紹介するもの。

▲原研哉 スケッチ

▲松本哲夫 スケッチ

▲佐藤卓 スケッチ

また、これに合わせて、2019年11月22日（金）から2020年1月13日（月・祝）まで、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー３にて「DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA」も開催されるほか、特設ウェブサイトもオープン。会期中は同サイト内で、メンバーの代表作品はもちろん、めったに見られない原画の一部も紹介される。

1955年、日本のグッドデザインのパイオニアとしてスタートしたデザインコレクションでは、日本デザインコミッティーメンバーによってセレクトされた、世界中の優れたデザイングッズ・コレクションを販売している。このイベントでは、松屋銀座とデザインコレクションの活動の紹介とともに、コレクションの中から、厳選したアイテムを展示販売する。

世代や領域が異なる人々の結節点となり、日本のデザインの豊かな蓄積を未来へと活かすきっかけになる展覧会となるだろう。