島根県松江市にある島根県立美術館では、2020年1月24日（金）から3月23日（月）まで、企画展「柳宗理デザイン 美との対話」が開催される。

同展は、幅広いデザイン分野で活躍し、世界的にも高い評価を受けている柳宗理の仕事の全貌に加え、日本民藝館の館長も務めた同氏の蒐集品を紹介するもの。

▲《バタフライスツール 初期型》天童木工1956年 柳宗理デザイン研究会蔵

▲《黒土瓶》京都五条坂窯1958年 柳宗理デザイン研究会蔵

家具、食器、キッチンツール、グラフィックデザインなど、600点以上の柳宗理デザインの品々と、公共構造物や自動車などの写真パネルが楽しめる。さらに、宗理の代表作「バタフライスツール」のいくつかのヴァリエーション、東京オリンピックの聖火トーチ、実現は到らなかった建築物の模型なども展示されるそうだ。

▲石膏ロクロで作業をする柳宗理 ©YANAGI DESIGN OFFICE

会期中にはトークイベントや講演会など、多数の関連企画も予定。山陰と民藝の深い関わりについても展示されるそうだ。