プラスチックの蓋を使わないペーパーカップ
フラップを折りたたむだけの「Unocup」が登場

毎年825万トンのプラスチック廃棄物が海に流れ込んでいるという。分解するのは100万年ほどもかかるそうで、地球に大きな負担をかけることになる。こうした問題に取り組むペーパーカップ「Unocup」がKickstarterで紹介されている。

従来プラスチックが使われてきた蓋にかえて、紙製のカップと一体になった上部のフラップを折りたたんで蓋にするデザイン。蓋をするのも簡単で、3つあるフラップを折りたたむだけ。持ち運んでも中身がこぼれないようになっている。また、ワンプッシュしてこれを展開するだけで、すぐに蓋を開けることができる。

飲むときは、折りたたんだままでも飲み口から飲めるし、フラップを外側に折り返せば蓋を開けたまま、ラテ・アートを楽しみながら飲むことも可能。カップの形状は円形というよりもやや三角形に近く、手にもフィットしてくれるそうだ。

ホワイトのプレーンタイプのほか、Unocupのロゴを施したタイプ、ニューヨークのアーティスト Alexis Kandraが描く動物のイラストがプリントされたものや、彼女が直に絵を描いた1点もののカップも用意。環境破壊の脅威にさらされた動物を描くことで、私たちの環境に対する意識も高めようとしている。End