光の透過性を実現した金属調印刷技術「METAL FACE」
企業共同開発の新製品プロトタイプと新技術を発表

印刷会社の技光堂とビジネスデザイン会社 kenmaが手がける、光を透過する機能を持ち合わせた世界初の金属調印刷技術(特許申請中)を活用した、ITプロダクト向けのインターフェイス事業「METALFACE(メタルフェイス)」。

この技術は、「透明な樹脂表面に対して本物の金属の様に見え、光を透過する機能を持ち合わせた形で印刷する」もので、両社は2019年2月より共同でプロダクトの表面に立体的な金属調印刷を施す同プロジェクトに取り組んできた。

▲見せない表札 (丸三タカギ)

▲照明器具PFSH (DNライティング)

そのローンチ後初となる他企業との共同開発プロダクト並びに新技術が、国際展示会「高機能素材week2019 第8回高機能プラスチック展」にて、2019年12月4日(水)に発表された。

この技術により「金属が光を通しているように見えるプロダクト」を製作することが可能になるという。また、樹脂は金属と異なり、電波を透過し軽量であることから、次世代のITプロダクトとの親和性が高いそうだ。

同展示会では、現在、複数の企業(DNライティングおよび丸三タカギ)と協働で開発中の新製品のプロトタイプ2品も発表。くわえて、樹脂以外の新素材への印刷や成形技術などのメタルフェイスの新技術についても発表・展示を行なった。End