Gabriela Hearstのロンドン旗艦店がオープン
環境に配慮したブランドイメージをFoster + Partnersが設計

ファッションブランド「Gabriela Hearst」は、環境への妥協のないコミットメントを掲げており、持続可能なブランドとしてエコロジカルな衣料やアクセサリーを手がけてきた。ニューヨークに拠点を置いているが、このたび初めてロンドンへ出店することになった。

Foster + Partnersが手がけたショップデザインは、同ブランドのこれまでと変わらない持続可能な理念や、素材や活動における環境への配慮をサポートするものだ。

ウエストエンド中心部の2階建ての店舗で、店内の透明性やすっきりした見た目を確保するために、ウィンドウにはマネキンや商品を置かないようにした。カスタムのラックとゆったりとしたラウンジシートを備えた衣料スペースと、アクセサリーやニットウェアを陳列するスペースを分けながら、インテリア全体ではシームレスな流れを作り出している。

ショップ全体の素材は、持続可能なものやリサイクル材で構成。製造時には有害な化学物質は使わなかったという。再生オーク材のフロアは英シュロップシャーの兵舎から調達、ファブリックを用いた壁の装飾は低エネルギーでできたリネンを採用した。また、多くの家具には、嵐で落ちてしまったロンドンプレーン材で作られている。

ハンガーラック、コーヒーテーブル、ニットウェアキャビネット、シェルフは家具メーカー「Benchmark」が手がけた。LED照明、植物由来のなめし革、ローズゴールドのエッジがアクセントになっている。これらはみな、Gabriela Hearstを象徴するカラーで仕上げている。End

▲©︎Foster + Partners