ロサンゼルスのウィルシェア・ブールバードに建設予定の
アールデコ調の高層タワー「5411 Wilshire」

ダウンタウンやビバリーヒルズ、サンタモニカをつなぐ米ロサンゼルスの大通り「ウィルシェア・ブールバード」。この通り沿いに新たに誕生するレジデンシャルタワー「5411 Wilshire」は、過去の歴史を尊重するだけでなく、未来のアーバンライフにもフォーカスした、街全体とつながる優雅な生活の場所となるだろう。

敷地はアールデコ地区の中心にあり、隣接した5401番地にあるかつてSontag Drug Storeだった既存の建物を組み込むことで、地上レベルでの連続性を生み出すプロジェクトだ。Keating Architectureが手がける低層階の駐車場とアパートメントタワーからなる建築で、近隣にあるアールデコ様式の建物の流動性ともつながりを持たせた。

タワーの曲線的なデザインは、ポディウムとなる駐車場を覆うスクリーンにもつづき、ブロックで仕上げた外装はアールデコのデザインを意識したものだという。タワーのウィンドウ全体や各ウィンドウの遮光要素となるフリットパターンも、アールデコ装飾のパターンを採用。

42階建ての建物の形状は壮大な見晴らしを提供するためのもので、街並みや山々、さらには海上に広がるオープンスカイも楽しめる。

駐車場の上のエリアには、居住者用の2階分の共有スペースがあり、屋外にはテラスも設け、プールやバーベキューエリアもプライバシーが確保されている。また、共有の犬専用エクササイズエリアがあり、公園にも街を見下ろす遊歩道にもなるそうだ。End