デンマークで初の木造駐車場がオーフスに建設へ
緑豊かでクリエイティブなスペースも併設

デンマークのJAJA Architectsは、オーフスに建設予定の新しい駐車場設計コンペで勝利を収めた。デンマークで初の木造駐車場となるもので、面積は19,300m2を誇り、2050年にクライメイト・ニュートラルを目指す同国の目標達成に貢献するという。

駐車施設は敷地の北東側の半分にコンパクトに設置。これにより、社会活動や文化活動向けの小さなパビリオンのある、緑豊かでクリエイティブなオアシスとなるスペースが生まれる。

緑地や公園内の通路からは駐車場のファサードへと続くが、そこには緑で覆われたエスパリエの垂直庭園とアクティブなバルコニーが現れる。

1階には充電ステーション、カーゴバイクのレンタル、カープーリング用の駐車場、カーシェアリング用の駐車場などを用意し、エコロジカルな移動手段やシェアリングサービスが提供される。将来的には、これらの施設を上層階へ拡大することも想定している。

また、駐車場にはジムやギャラリー、カフェなど2,000m2の公共施設を設置。そのうち、300m2はパビリオン内に、300m2はファサードの階段やバルコニーに、残りの1,400m2は駐車エリアとなる1・2階に作られるそうだ。End