ウクライナのSergey Makhno ArchitectsとKoftaによる
サンゴ礁の破壊を考えるテーブル「CORAL REEF」

海洋では温暖化や乱獲、汚染、酸性化などの影響で、世界中のサンゴ礁の3分の1以上が破壊されたという。そして、世界の地表近くにあるサンゴの生息地の90%以上は、今後30年でなくなるおそれがあるそうだ。

そこで、ウクライナを拠点とする建築デザインスタジオ Sergey Makhno Architectsとクチュールデザインスタジオ Koftaは共同で、テーブル「CORAL REEF」を製作した。

このテーブルはサンゴ礁の形状や色彩を反映したもので、大きな天板はないが、枝のように伸びたホワイトメタルのそれぞれには、緋色のセラミック製プレートが取り付けられおり、これが天板の代わりとなる。

そこにあるのはこのプレートと周りの人だけで、それで十分だという。CORAL REEFはスマートフォンや化粧ケース、財布を忘れるためのテーブルで、私たちはこうした余計なものから解放されるのだそうだ。

そして、この作品はエコロジーのマニフェストであり、私たちの未来について考えさせるものだとしている。End