鎌倉大仏の「履物」が3年に1度の新調
片足90㎝×180㎝・重さ約45㎏の「大わらじ」が奉納

茨城県常陸太田市では、恒例行事の一つである「大わらじ」の奉納が行われる。3年に1度作り替えられるそうで、常陸太田市松栄町の「松栄子供会」が2020年2月16日(日)に作成し、鎌倉大仏で知られる神奈川県鎌倉市の高徳院へ3月7日(土)に奉納されるという。

高徳院の休憩所に掛けられているこの大わらじは、「大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい」という願いが込められているそうで、奉納されるようになってから半世紀以上の歴史がある。

旧郡戸村(ぐんどむら)の産業祭に出品した大わらじを奉納したのが始まりで、片足だけで90㎝×180㎝の大きさ、重さは約45㎏にもなる。

松栄町内では、今回の「大わらじ」作成にあたり、昨年の台風19号による洪水の大被害を受け、その復興への第1歩としての願いも込められている。大わらじをまだ見たことがない人は、今回の作り替えを機にその大きさを感じてみてはいかがだろうか。End