ISIDによる自律移動ロボットを用いた「動く植栽」
公開実証実験を東京・新木場で実施

電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボ、イノラボは、高精度の自己位置推定技術を用いた自律移動ロボットの公開実証実験を、2020年2月21日(金)まで東京・新木場のSTUDIO CASICAで開催中の植栽展示会「CONNECT」で実施する。

この実証実験では、グリーンディスプレイの協力のもと、同ラボが開発したロボットアプリケーションを搭載した植栽プランターを、一般客が往来する展示会場で自律移動させる「動く植栽」の展示を行うという。

近年、自律移動ロボットの開発や導入が世界中で活発に行われており、サービス分野でのロボット活用も進みつつある。これを踏まえて、同ラボでは家具などの静物とサービスロボットの融合をテーマに、本来動かないものが自律的に動くことで、生活空間や景観に好ましい変化をもたらす可能性について取り組んでいる。

開発したロボットアプリケーションは、人の肉眼では見えない「不可視マーカー」とタイヤの回転数によって自己位置を高精度に推定する技術を搭載した。

今回は、さまざまな緑化アイテムで空間演出された展示会場において、「動く植栽」が自律的に往来することで展示エリアとセミナーエリアの境界を緩やかに区切り、自然に来場者の動線を確保できるかを実験。また、時間によって向きが変わる光の動きに合わせて「動く植栽」が移動し、一定時間留まるといった演出も行うそうだ。End

植栽展示会「CONNECT」

会期
2020年2月18日(火)~2月21日(金) 12:00~20:00
会場
STUDIO CASICA
詳細
https://www.greendisplay-exhibition.com/