ミラノサローネが開催を2020年6月に延期
ミラノ市長は開催に向けて強い決意を示す

▲Photo by Caleb Stokes on Unsplash

ミラノサローネを運営するFLA Eventi社は2020年2月25日(火)、同社にて開かれた緊急会議において、新型肺炎による健康被害を考慮し、ミラノサローネ国際家具見本市の開催を4月21日(火)~4月26日(日)から6月16日(火)~6月21日(日)に延期すると発表した。

今回の決定は、ミラノ市のジュゼッペ・サラ市長の強い支持のもとに行われたという。イタリア製造業にとって重要なイベントで、デザインとクリエイティビティのベンチマークであるミラノサローネは、今年も開催される見通しだ。

サラ市長は、「ミラノサローネが中止にならないように連携しています。ウイルス拡散防止の活動は必要ですが、開催への疑念が広まらないことも大切です。ミラノ市は前進しなければなりません」と決意を語る。

▲ビデオ:(左より:FLAE社エマヌエレ・オルシーニ社長、ミラノ市ジュゼッペ・サラ市長、ミラノサローネ クラウディオ・ルーティ代表)

続けて、「各自がなすべきことに取り組むのが重要で、私も政府に働きかけ、開催に向けて資金的な援助も求めるつもりです。また、ホテル側にも呼びがけて、今年の緊急事態を受けて、ホテルの価格には特別な配慮をお願いしています」と、開催に向けてさまざまな対策も講じていることを発表した。End