化学実験室からできたレシピ本!?
フィンランド・アアルト大学が発案「The CHEMARTS Cookbook」

▲Recipe 14: Bio Slime, Chiao-wen Hsu & Yu Chen. Photo by Eeva Suorlahti

フィンランド・アアルト大学の研究機関「CHEMARTS」は、木質由来の材料について知りたい人のための書籍「The CHEMARTS Cookbook」の発売を開始した。

CHEMARTSは、同大学の化学工学部とアート・デザイン・建築学部が共同で研究を行う機関。最先端のセルロース系材料を開発し、革新的な用途を追求している。

▲CHEMARTS Cookbook Foam experiments, Aalto University. Photo by Eeva Suorlahti

同書では、木質由来の材料による実践的な実験ができるように、シンプルで高度なアイデアやレシピを紹介。

セルロース繊維、ミクロ構造やナノ構造のフィブリル、セルロース誘導体、リグニン、樹皮や木材の抽出物といった、樹木やさまざまな植物から化学的・機械的処理によって得られる原材料に焦点をあて、興味深い事例を掲載している。

▲Recipe 2: Pine Bark Reinvented, Aarni Tujula. Photo by Eeva Suorlahti

▲Recipe 20: Patterning Cellulose, Iines Jakolev. Photo by Eeva Suorlahti

ワークショップや化学実験室だけでなく、家庭でもレシピを試すことができるそうで、自宅に居ながらにしてユニークな実験を行い、新しいインスピレーションを得ることを勧めている。End

▲Recipe 11: Solid Foam, Tapani Vuorinen & Tomi Jeskanen. Photo by Eeva Suorlahti

▲Recipe 9: Pulp Foams. Photo by Eeva Suorlahti

▲Recipe 17: Wooden Transparency. Photo by Eeva Suorlahti