レンブラントの「夜警」をモチーフに
モスクワのデザイナー David Hovhannisyanが「帽子型」照明を設計

オランダ・アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)には有名な絵画作品が数多く収蔵されている。なかでも代表的なものがレンブラントの「夜警」である。

この「夜警」に着目したプロジェクトをモスクワのデザイナー David Hovhannisyanが紹介している。同美術館が主催する国際デザインコンペ「Rijksstudio Award 2020」のために手がけたものだそうだ。

このコンペは、同美術館のコレクションにインスパイアされたオリジナル作品を競うもの。そこでHovhannisyanは、「夜警」の中にたくさん描かれているものにフォーカスした。それは市民隊がかぶる「帽子」である。

そして、この夜の情景で隊長や市民隊が必要とするものは「光」である。そう考えて、この場面に光をあたえるもの、つまりこの帽子がシェードになったペンダントライトを制作したのだ。

カラーはブラックとベージュの2色。おそらくは中央のふたり、フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長をイメージしているのだろう。大きさもちょうど実際の帽子のサイズで、思わずかぶってみたくなるような照明ができあがった。End