サウンドアーティスト及川潤耶が手がけた「呼吸する駅」
東京感動線とのコラボレーション作品がJR西日暮里駅に登場

ソニフィデアは、JR西日暮里駅に2020年4月に完成したコミュニケーションウォール「エキマド」に、サウンドアート「呼吸する駅」を導入したことを発表した。

このプロジェクトは、JR東日本が推進する山手線を起点にした企画「東京感動線」とのコラボレーション。同駅では2019年10月にエキラボ「niri」、12月に西日暮里スクランブルがオープンし、駅構内に地域や駅の情報を発信する「エキマド」が完成した。

音響空間の構築はサウンドアーティスト・及川潤耶が担当。「呼吸する駅」をコンセプトとして、及川の視点でエリアの環境や歴史を解釈し、複数のスピーカーから出る音が一体となり、再構築された音が駅構内を満たすという。

この音はまるで、呼吸をする大きな生き物のように駅コンコースを包み、人と人、人と駅および地域との間に新たな関係を結ぶそうだ。また、利用者がインタラクティブに音を生み出す仕掛けも導入しているという。

なお、このサウンドアートに関連して、自宅でもヘッドフォンで楽しめる立体音響コンテンツをウェブサイト上で公開している。End