楽天、グローバルフォントのデザインを一新
佐藤可士和と英フォントデザインスタジオDalton Maagが新フォントを設計

楽天は、ウェブサイトやアプリ、その他制作物等に用いるグローバルフォントのデザインを一新し、新たなフォントセットを開発した。新フォントは、国内外における楽天グループのサービスや社内外向け資料で順次適用していく。また、新フォントの特徴を紹介する特設ページも公開した。

同社は、ウェブサイトやアプリ、その他制作物で用いるフォントにおいても、既存のブランド資産との一貫性を保ちながら、各サービス等の多様性やユニークさを表現できるようにこの新フォントを開発。

基本形となる「Rakuten Sans」は、楽天のロゴを骨格のベースとしており、文字サイズが小さくても高い判別性と可読性を保てるように工夫されている。

この「Rakuten Sans」に加えて、上品さを表現する「Rakuten Serif」、楽しさや可愛らしさを表現する「Rakuten Rounded」、力強さを表現する「Rakuten Condensed」の計4種類・各5ウェイトのフォントセットを開発した。

▲文字の骨格を検証するためのデッサン(下)と最終的な「Rakuten Sans」とその特徴(上)

楽天のチーフクリエイティブディレクターでフォント開発を監修した佐藤可士和は、「フォントは企業のブランドを表現する上で、非常に重要なアセットになります。今回、楽天のロゴの骨格をベースに、4種類の異なる書体を用意しました。用途に応じて最適なフォントを用いることで、ブランド表現の幅が広がり、ユーザーに対しても、より伝わりやすい形で、メッセージをお届けできると考えています」と述べている。

また、今回のフォント開発には、ロンドンのフォントデザインスタジオ Dalton Maagも携わった。特設ページでは、佐藤とBruno Maagによる対談動画を楽しむことができる。

なお、新フォントは英語のほか、フランス語やスペイン語、ドイツ語など計16言語に対応している。End