「氷とお芋の専門店 らんらん」の精神を店舗内装に宿らせた
studio suidoが手がけた新店舗

▲ 写真:足袋井竜也

大阪・茨木にある「氷とお芋の専門店 らんらん」の新店舗を、建築スタジオ studio suidoが手がけた。

▲ 写真:足袋井竜也

商店街にあった既存店舗を移転するプロジェクトで、「らんらんらしいこだわりのある空間でお客さまをお迎えしたい」という施主の想いのもと、オーナーの先代が暮らしていた木造平屋一軒家を新店舗にリノベーションした。

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

同店のメインの商品は「大学芋」で、シンプルな商品であるからこそ、厳選した素材や調理方法への強いこだわりがあるという。そこで、こうしたお店の精神を「らんらんらしさ」として店舗内装にも宿らせることを目指したという。

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

土壁、柿渋和紙、木といった材料は自然素材にこだわり、それらに取り合う金属は色調の調和を意識して、他金属よりも経年変化が早く、旧材との馴染みも良い銅を選択。

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

土壁には、これまで毎日大量に廃棄されていたさつまいもの皮を練り混ぜ、らんらんならではのオリジナルな仕上げとした。

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

床材はアピトンフローリングを採用しているが、既存の敷居を現しとし、銅板による見切りを入れて、その存在を強調。新しい材料で既存の素材を隠してしまうよりも、既存躯体を素材としてとらえ、丁寧に調理するようにデザインを行ったそうだ。

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

外壁仕上げはあえて既存のままとし、周辺の住宅地と調和しながらも、前面道路の塀を撤去して開放的な庭を設え、街にささやかなシークエンスの変化を与えている。

また、間口二間の既存の縁側をエントランスに転用。建具は既存のまま使用しながらも、庇を新調することで、エントランスのおおらかさを拡張している。End

▲ 写真:足袋井竜也

▲ 写真:足袋井竜也

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