地元紙「福島民報」を手紙として送る
新しい里帰りの形を提案

福島民報社は、「福島県民の日」である2020年8月21日(金)に、福島県と連携して福島の地元紙「福島民報」を県民の手から手紙として全国に届ける「おくる福島民報」を発行した。

2018 年から続くこの企画は今年で3年目を迎える。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、帰省したくてもできず、会いたい人に会えない日々は依然として続いている。

そんな今だからこそ、せめて故郷の時間を届けることができたらという思いから、福島民報は今年ならではの里帰りを提案する。

この「おくる福島民報」は、福島民報の新聞を手紙サイズに折りたたみ、特別なラッピング紙面で包んで郵送できる仕組みとなっている。

新聞の包み紙となる表紙面は、福島の夏の風物詩である祭りや伝統行事をモチーフとしており、活気があり温かい本来の福島の姿がデザインされている。

▲ 記事内容

▲ 送り方

昨年度はイメージの復興をテーマに、 「福島=震災」というイメージがいまだにある中で、県外の人にも福島の魅力を伝えたいという思いを込めたという。

今年は「離れていても、おかえりなさい」をテーマに掲げ、帰省ができない福島県民に、紙面を通して少しでも故郷の時間を届けるものとなっている。

また、帰省できなかった人たちのために、東京・日本橋のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」でこの新聞を購入できるほか、福島中央郵便局では「おくる福島民報」を体験できる場所も設置している。End