NEWS | ソーシャル
2019.08.27 14:43
福島県の新聞社 福島民報社は、「福島県民の日」である2019年8月21日に福島県と連携して、地元紙 福島民報を県民の手から手紙として全国に届ける「おくる福島民報」を発行した。
昨年に続き、同紙を手紙サイズに折りたたみ、特別なラッピング紙面で包んで郵送できる仕組みを採用。新聞の包み紙となる表紙面は、4つの地域の象徴をイラストにした「磐梯山&猪苗代湖」「桃」「松明あかし」「フラガール」の4タイプを用意した。
今年の「おくる福島民報」のテーマは「イメージの復興」。「福島=震災」というイメージがいまだにあり、県外の人にも福島の魅力を伝えたいという思いから選ばれた。
実際、県内外に在住の1000人に対し、福島県のイメージや復興に関する意識を調査すると、福島県民の3人に2人は「県内と県外では福島県のイメージにギャップがある」と感じており、県外の人の過半数以上が福島に今なお「震災・被災地・原発被害」というイメージを持っていることがわかったという。
この取り組みは、2018年度に「広告電通賞」総合賞や、「カンヌライオンズ 2019」ダイレクト部門でブロンズ賞に選出。今後も県民の想いが伝わるように継続していきたいそうだ。