高知県立林業大学校 隈研吾校長特別講義がオンライン生配信で開催
「森が育む伝統技術と新しい物づくり~伝統、地域、そして世界へ~」

建築家・隈研吾が校長を務める高知県立林業大学校は、2020年10月23日(金)19:00~21:30に、「隈研吾校長特別講義」(主催:高知県立林業大学校、後援:国土交通省/林野庁/公益社団法人日本建築士会連合会)をオンラインにて開催する。

高知県香美市にある高知県立林業大学校は、森林率日本一の高知県において、林業・木材産業・木造建築の各分野を基礎から専門的な技術までしっかり学べる学校である。

即戦力として活躍できるスペシャリストを育てるため、豊富な実習時間を確保した実践的なカリキュラムが特長で、最大165万円(年間)の給付金を支給する支援制度により研修に専念することができるという。

また、隈校長と高知県の繋がりは深く、中でも梼原町では梼原町総合庁舎まちの駅「ゆすはら」など、町のシンボルとなる自然を生かした高知県らしい木造建築を多数手がけている。

▲梼原町総合庁舎 ©Mitsumasa Fujitsuka

同大学校では、2018年度より初代校長を務める同氏による無料講演を毎年開催してきたが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を考慮して、同大学校で初めてとなるオンラインでの開催が決定。YouTube Liveを活用して生中継で配信されるので、全国各地から視聴することができる。

今回のテーマは「森が育む伝統技術と新しい物づくり~伝統、地域、そして世界へ~」。第1部は、長年にわたって独自の木造建築に取り組んできた隈校長が特別講演を実施。

つづく第2部では、木工技術の「組子」で新たなフィールドに挑戦している岩本大輔(株式会社土佐組子代表取締役/組子細工職人)をゲストに迎えてトークセッションを繰り広げる。

▲岩本大輔「GUNE-GUNE」|LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 実行委員会

岩本は、高知県において欄間や障子など建具の装飾に使われる組子細工を活用し、現代生活に合わせた新たな商品開発を展開。2019年に岩本と隈校長のコラボレーション企画「TAKUMI CRAFT CONNECTION-KYOTO」で発表した、桧の組子による椅子「GUNEGUNE」制作時のエピソードも交えながら、木造建築/組子細工それぞれの立場からこれからの伝統技術やモノづくりについて語り合うそうだ。

なお、この特別講義の生配信は参加無料で、事前申込も不要。高知県立林業大学校YouTubeチャンネルにアクセスすることで、視聴することができる。End

高知県立林業大学校 隈研吾校長特別講義
「森が育む伝統技術と新しい物づくり~伝統、地域、そして世界へ~」

日時
2020年10月23日(金) 19:00~21:30
※参加無料・事前申込不要
配信方法
高知県立林業大学校YouTubeチャンネルにアクセス
主催
高知県立林業大学校
後援
国土交通省/林野庁/公益社団法人日本建築士会連合会
詳細
https://kochi-forestry.ac.jp/高知県立林業大学校-校長-隈研吾特別講義のご案内/