中国の若い世代をターゲットにした
レジャー&ウェルネスブランド「FOREST FOR REST」

▲ Photo:Minjie WANG

Zen ZHENG/Leaping Creativeは、中国・重慶に若い世代をメインターゲットにした新しいレジャー&ウェルネスブランド「FOREST FOR REST」のデザインを手がけた。

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千年以上の歴史をもつ漢方由来の伝統的な足湯が手早くリフレッシュできるものと考え、フットスパ体験をアップグレード。伝統的な足湯もクールで新しいファッションにすることを目指した。

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ブランドのアイコンに選んだのは、昆虫のヘラクレスオオカブト。癒しとエネルギー、バイタリティを象徴しているそうで、印刷物やスクリーン、立体展示などにこのイメージを全面的に採用。

オフラインスペースやオンラインのアプリにも広く使われ、砂漠での長く困難な旅の果てにオアシスを見つけ、ヘラクレスオオカブトに導かれて不思議の国を見つけるというブランドストーリーを伝えている。

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プロジェクトはショッピングモールの3階にあり、エレベーターで直接アクセス可能。エントランスにはカーブした壁があり、内部へと入るルートを複数設けることで、ユーザーは不思議の森の国へと進むようすを演出している。

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レイヤーになったカーブの形状は、地元の人でも他所から来た人でも楽しめるように、重慶の山並みをイメージ。ウェイティングエリアでは、やわらかな光が訪れた人に安らぎをもたらし、アートインスタレーションと光が一体になって、神秘的でドラマチックな雰囲気をもたらすという。

▲ Photo:Minjie WANG

足湯・スパに入る前には、「月あかりの浅瀬」をイメージした夢のような詩的なエリアで靴を交換。カーブしてなかば密閉されたシートが視線を遮ってくれる。

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室内は快適さ、プライバシー、シンプルさにフォーカスして設計。ピュアでミニマリストな空間とプロによる照明デザインにより、ユーザーはすっかりリラックスして、空間の雰囲気とサービスに没入することができる。スパルームでは、フロストガラスを浴槽の上に取り付け、内蔵のLEDスクリーンから模様になった光と影がたえまなく現れるそうだ。End

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▲ Zen ZHENG