バーカルチャーの魅力を切り絵で表現
切り絵作家 成田一徹作品集「NARITA ITTETSU to the BAR」

▲ コレオス 〈東京〉2005年 現在閉店

バーカルチャーの専門メディアBAR TIMESは、切り絵作家 成田一徹の作品集「NARITA ITTETSU to the BAR」の完全改訂版を2020年12月に発売する。価格は2,700円(税別)。

バーの魅力を切り絵というモノクロームで表現した切り絵作家 成田一徹は2012年10月、脳溢血により突然この世を去った。

▲成田一徹 月間「清流」より@上田佑勢

バーやバーテンダー、街の風景、職人など幅広いテーマで切り描いた彼の作品は、どれも細かな描写、人々の豊かな表情、独創的な構図から見る人の心をつかんで離さない。

▲ 十三トリス〈大阪〉1993年

▲ 同じく新たに加わった「Bar Noble(横浜)2005年」

▲ ロックフィッシュ〈東京〉2011年

その切り絵を収録した作品集「NARITA ITTETSU to the BAR」は、2014年に神戸新聞総合出版センターより発行されたが、現在は絶版となっている。

▲ 完全改訂版で新たに加わった「Bar 白馬館(富山)2012年」

再版を望むファンの声も多く、また家族や関係者の強い希望もあり、今回、完全改訂版としてBAR TIMESが再版することに。

再版にあたって、表紙をソフトカバーに変え、重さを軽減したほか、中身も仕様を若干変更。また、店舗情報を修正・更新したほか、ページ数を増やし、23の切り絵を新たに加えて総数271点を収録した。

同書はBAR TIMESのみの取扱いで、BAR TIMESが運営するクラウドファンディングサイト「BAR TIMES LAB」では、11月30日(月)まで先行予約を受付中だ。End