欧州宇宙機関、自宅でも地球の気候変動が学べる
ウェブサイト「Climate from Space」をローンチ

▲ © ESA

欧州宇宙機関(ESA)は、新しく開発した地球の気候変動に関するインタラクティブなウェブサイト「Climate from Space」を公開した。

このサイトでは、ESAが50年以上にわたって収集してきた衛星観測データから、3Dの地球儀や地図、ストーリーを通して、気候に関する重要なポイントやその変化を確認することができる。

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大気中の温室効果ガスの上昇や、氷河の後退および氷床の減少、北極圏からオーストラリアの叢林、アマゾンの熱帯雨林に至るまでの山火事のパターンなどが、宇宙からの視点で学べるようになっているのだ。

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そのほか、ESAが提供する海水面のレベル、海面水温、土壌水分、積雪深、温室効果ガス、二酸化炭素やメタン、さらには永久凍土や湖などの最新の気候変数の記録を新たにビジュアライズしたものなど、21の気候データが用意されている。

サイトはモバイルやタブレット、PCからアクセス可能。数十年にわたる地球規模の気候変動をすばやく展開させたり、地域を拡大したり、さまざまな気候変数を比較することもできるという。

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また、気候がなぜ、どのように変化しているのかを解説する「気候ストーリー」では、地球全体で起こっている大きな変化や、それが現在の日常生活に与える影響を強調しており、教育現場だけでなく自宅での学習でも役立つそうだ。End