アルカンターラとローマ国立21世紀芸術美術館が
イタリア人アーティストとコラボマスクをデザイン

▲ Anastasioのバタフライ・ウィング

メイド・イン・イタリアのマテリアル「Alcantara」を提供するアルカンターラ社は、アートと文化をサポートするため、ローマ国立21世紀芸術美術館とコラボレーションして、4人のイタリア人アーティストによるマスクを発表した。

ローマ在住のアーティスト/インダストリアルデザイナーであるAnastasioは、コンセプチュアルアートの詩学をマスクのデザインに反映。シンメトリーでありミラーリング形状をした蝶や貝殻、鳥の自然な詩的美しさをマスク全面に表現している。

▲ Anastasioのバタフライ・ウィング

ミラノ出身のスタイリスト/デザイナー Biniは、キス・ミー・ゾロ(Kiss me Zorro)というテーマのマスクをデザイン。マスクをつけたポップカルチャーの代名詞であるゾロを題材にして、ユーモアのセンスを失うことなく他人と自分を守るためのアクセサリーを発表した。

▲ Biniのゾロマスク

エレーナ・サルミストラーロは、ゴシック様式の大聖堂の雨どい(ガーゴイル)をデザインのモチーフとして、文化人類学的な視点でサルミストラーロはマスクをデザイン。お守りと呪術的な意味を持ったガーゴイルをテーマとすることで、マスクが象徴的なコミュニケーションのアクセサリーとなっている。

▲ Salmistraroのガーゴイル

ボローニャの芸術家/研究者 Sissiは、自身のテーマである人体の科学的分析とフォルムの再設計を特徴としたデザインをマスクに投影。幻想的な解剖学によって、植物と身体性を取り入れ、言語化した花(Lingual flowering)をテーマとして、舌によってデザインされた花をイメージしている。End

▲ Sissiのフラワー・タン