芦沢啓治がカプセルホテル「ナインアワーズ 博多駅」を設計
ミニマルと開放感を同時に提供

ナインアワーズは、福岡県福岡市博多に九州地区では2店舗目となる「ナインアワーズ 博多駅」を開業した。

都市生活のニーズにフィットする宿泊機能と、新しい滞在価値を提供するホテルブランド「9h」は、ミニマルながら小気味良い体験を提供する。ナインアワーズ博多では、無駄のないシンプルなインテリアと、最上階のラウンジにおける開放感が体験できる。

同店では、各種キャッシュレス決済やAIによる顔認証システム、サーモカメラなども設置した、ナインアワーズとして初となるスマートチェックインシステムを導入。フロント業務を効率化しつつ、感染リスクの低減やスピーディなチェックイン・アウトを実現している。

内装設計は、機能的で美しい佇まいのある空間づくりを手がける建築家・芦沢啓治が担当。これまでに開業した蒲田および名古屋に続き、ナインアワーズとしては3店舗目のプロジェクトとなる。

地上9階建ての鉄骨造で、1~2Fはテナント、3~9Fを9hが運営しており、9Fをエントランス・ラウンジで構成。周辺は商業ビルとオフィスビルに囲まれているため眺望は望めないが、その代わりとして大きなボリュームをとり、十分な自然光を取り込んでいる。

この最上階では、ワークスペースとしてだけでなく、中庭に見立てた室内植栽、ラウンジスペースのアイコンとなる樹木を囲みながら、都会の喧騒の中でゆっくりと心地よい時間を過ごすことができるという。

また、カプセルフロア、ロッカー・シャワーエリアは、いつものように美しく整理されたサインとシンプルなインテリアに導かれ、スムーズに睡眠のポッドに入るまでの体験が感じられるように設計している。End