NEWS | インテリア / ソーシャル
2020.11.09 15:19
純国産家具を専門に販売するフォレストヴォイスは、国産地域材と地元の匠の技をネットワークでつなげ、共通デザインの家具を製作する取り組みを行っている。
その第1弾として、全国5工房が製作したスツール「森(きりん)/giraffe」が2020年12月1日(火)より同社のショールーム・ECサイトなどで販売を開始される。デザインは、新潟県糸魚川市の工房が担当。名称はキリンが一歩踏み出したような形にちなんでいるという。
今回は新潟県糸魚川市のブナ、岡山県真備町のタケ、神奈川県横須賀市のケヤキ、福岡県大川市のクス、奈良県吉野地方のスギの5つの樹種と工房を厳選。それぞれ樹種や工房の技によって異なる色・艶・模様・手触りなどが楽しめるそうだ。
戦後造成された人工林は本格的な利用期を迎えており、国産材需要を拡大することが日本の林業において急務だとされる。一方で家具業界では、「国産家具」でも木材は外国産がほとんどで、国産材を使って作られる本当の「メイドインジャパン」は多くはないのが現状だ。
同社では、樹ごとに個性があり、その個性を活かすのが匠の技の見せどころだとして、木材と匠を適切に活かす「地産地匠」や「適材適匠」を推進。こうした取組みを通じて、地域材の有効活用と林業・家具業界に携わる人々を活性化していくことを目指している。