日本で生まれた「トリックアート」を解説する
書籍「コミュニケーションを生み出すアートの力」

「TrickArt(トリックアート)」を創造し、企画・制作を行っているエス・デーは、書籍「コミュニケーションを生み出すアートの力」を2020年11月20日(金)にクロスメディア・パブリッシングから刊行した。著者はエス・デー代表取締役社長の清水弘で、価格は1,480円(税別)。

「トリックアート」は、アートは一部の人たちのものではない、もっと身近なものであるべきだ、という考えのもと、創始者・剣重和宗が考え創造した、見る人が参加する体験型アート。「不思議に見える仕掛け」であるトリックと、「絵の魅力」であるアートが組み合わさって成り立っている日本で生まれた造語である。

同書は、剣重が標章としたこの言葉が持つ本当の意味や、作品がいかにして誕生し成長を遂げていったか、さらにはそれがもたらす人々への影響と未来について綴ったもので、トリックアートの起源ともいえる「だまし絵」の歴史にも触れ、西洋絵画におけるエピソードやさまざまな技法も紹介する。

アート集団 エス・デーが絵を描くときの技術的な要素を基礎としつつ、高い表現力を求め「手描き」にこだわるなかで、いかにして斬新なアイデアを生み出し、トリックアートを発展し続けているかが解き明かされている。End