角川武蔵野ミュージアム「本棚劇場」で行う
プロジェクションマッピングと体感型コンテンツが公開

▲ ©角川武蔵野ミュージアム

東北新社とグループ会社のクリエイティブ集団 オムニバス・ジャパン両社は、特別チームを編成して制作した、埼玉・所沢のところざわサクラタウン内に誕生した角川武蔵野ミュージアムのプロジェクションマッピング映像を公開した。

今回プロジェクションマッピングを行う空間は、高さ約8mで360度本棚に囲まれた、約3万冊もの蔵書を誇る「本棚劇場」。

▲ 本棚劇場 ©角川武蔵野ミュージアム

建築家・隈研吾がデザイン設計を手がけ、角川武蔵野ミュージアム館長・松岡正剛が監修したこの空間は、本棚が違い棚のように互い違いとなって複雑に入り組み、立体的・流動的に連なって、脳の構造をイメージした造りとなっている。

他に類のないこのような空間にプロジェクションマッピングを行うにあたり、「本棚劇場」内に設置された24台のモニターには、オムニバス・ジャパンが開発したリアルタイムビジュアライゼーションシステム「BiRDS」をベースに、「本棚劇場」のためにカスタマイズした映像演出を実装。

▲ 「BiRDS」を使ったインタラクティブコンテンツ ©角川武蔵野ミュージアム

その他にも、360度音が回る立体的な音響設計を実施するなど、貴重な蔵書が並ぶ夢の図書空間において、実際に体感することでイマジネーションを膨らませる映像表現に徹底的にこだわっている。

▲ ©角川武蔵野ミュージアム

このプロジェクションマッピングは現在、30分に1回「本棚劇場」にて定期的に上映。来場者だけが感じることのできる非日常体験が楽しめるだろう。End