静電気の力を使って紙をピタッと吸着させる
ディスプレイボード「ESCLIP」

電気的な力を用いてモノを吸着させる「静電チャック」と呼ばれる仕組みがある。半導体などの製造の現場で使われるそうで、対象物(ワーク)を吸着させる際に負担が少ないのが利点とされている。

この静電チャックの仕組みを応用したディスプレイボード「ESCLIP」(エスクリップ)をクリエイティブテクノロジーが展開している。

同商品は、画鋲やマグネットを使わない新しいタイプの掲示板で、貼りたい紙を添えるだけで、静電気の力でピタッと吸着してくれ、「貼る」「はがす」が自由自在にできるというものだ。大切な紙に穴を開けたりしないで済むのも特徴だ。

電源はアルカリ乾電池や専用ACアダプタなどを使うそうで、貼ったりはがしたりするときにだけ電力を消費。サイズにほぼ関わらず、単三電池4本で6カ月、ACアダプタを用いれば待機電力なども含めて年間8円以下になるという。

また、サイズ・カラー・使用方法に合わせたカスタマイズも可能だそうで、壁紙などのさまざまな素材を表面に使用することができ、ESCLIPの機能を持ったホワイトボードなども製作可能。壁面に直接取り付けたり、パネル形式にして壁に掛けたりと、さまざまな場面で使えるとしている。End