段ボールと古新聞でできる
アメリカのリサイクル液体容器「ECO.BOTTLE®」

大量のプラスチックごみの世界中で問題となるなか、アメリカのボトルブランド「Ecologic Brands」は、環境に優しいボトルを手がけている。

この「ECO.BOTTLE®」の特徴は、ボトルが二重構造になっていることにある。外側は100%リサイクルされた段ボールと古新聞でできており、パルプ化して熱とプレスにより成形。耐水性があり、手にもなじむそうだ。使用後は再びリサイクルが可能で、リサイクルができなくても堆肥化することもできるという。

一方、ボトルの内側には、液体を保管するためにプラスチック製の裏地が施されている。これは一般的なペットボトルに比べてプラスチックの使用量が60%も少ないそうで、リサイクルも可能。プラスチックごみの排出を最小限に抑える工夫がなされている。

そして、この紙製の外殻とプラスチック製の裏地を組み合わせることでボトルは完成。使用後は側面からボトルを開くことで、内側と外側を分離して捨てることができる。

また、ボトルは16オンス(約473ml)のものがメインのようだが、蓋の部分を変えることによって、キャップ式の飲料用にも使えるし、清掃用のスプレータイプやケア用品向けのポンプタイプにもすることができるようになる。

裏地も含めてデザインのカスタマイズも可能だとしており、その用途は幅広い。そして、このボトルをリサイクルし続ければ、プラスチック廃棄物を低減しながらサステナビリティも実現することができるだろう。End