「流通」にまつわる課題や可能性を思索
雑誌「広告」の最新号が発刊

博報堂は、2021年2月16日(火)に、雑誌「広告」の最新号を発売した。2019年のリニューアル創刊から3号目となる最新号の特集は「流通」である。

現在、新しい技術やビジネスモデル、さらにはコロナ禍により、流通のあり方が大きく様変わりしているとされる。そこで今号は、商品や作品が作り手のもとを離れてから受け手に届くまで、いったい何が起きているのかを考える。

全30記事を通して「流通」にまつわる課題や可能性を深く掘り下げ、雑誌「広告」の全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索するための様々な視点を投げかけている。

今号の装丁には、独自に開発した「段ボール装」を採用。側面のミシン目を剥がすとそのまま雑誌になるほか、書店や取次、運送会社などを記載した全250種類の表紙によって、同誌が製本されてから読者の手元に届くまでのすべての流通経路を可視化した。

つまり、書店や入手方法の数だけ異なる表紙の「広告」流通特集号が存在する。これは、「より早く」「より安く」を追求し、時間とコストを「ゼロ」に近づけようとする現代の「流通」に対する問題提起になっているそうだ。

なお、最新号の発売を記念して、2月26日(金)、3月2日(火)、3月3日(水)、3月5日(金)にオンライントークイベントが開催される。End

<オンライントークイベント第1弾>
リテールフューチャリスト 最所あさみ×経済学者 大垣昌夫×「広告」編集長 小野直紀
~ 小売業界が持つべき倫理観とは

日時
2021年2月26日(金)20:00~21:30
申し込み
http://www.aoyamabc.jp/event/kouri-415/

<オンライントークイベント第2弾>
ビジネスデザイナー 江原理恵×Takramディレクター 佐々木康裕×わざわざ代表 平田はる香
~ 世界観を共有するコミュニティコマースの可能性

日時
2021年3月2日(火)17:30~19:00
申し込み
https://peatix.com/event/1822698/

<オンライントークイベント第3弾>
映画・音楽ジャーナリスト 宇野維正×ビートインク宣伝担当 白川雅士×編集者/ライター 照沼健太
~ 激動の音楽業界をとおして見るコンテンツ流通の未来

日時
2021年3月3日(水)20:00~22:00
申し込み
http://bookandbeer.com/event/20210303_music/

<オンライントークイベント第4弾>
IT批評家 尾原和啓×情報法制研究者 加藤尚徳 × デジタルシフトウェーブ代表 鈴木康弘
〜 ECプラットフォーマーの社会的責任

日時
2021年3月5日(金)20:00~21:30
申し込み
https://www.shibuyabooks.co.jp/event/7227/