日本デザインセンターの「CYQL PROJECT」第1弾
「捨て心地のよいお弁当容器 FOLDING」

日本デザインセンターが展開する「CYQL PROJECT(サイクル プロジェクト)」は、第1弾プロダクトとして、たたんでコンパクトに捨てられる「捨て心地のよいお弁当容器 FOLDING」を企画し、竹尾および協進印刷・千田建一と共同で開発した。

紙製の使い捨て弁当容器「捨て心地のよいお弁当容器 FOLDING」は、身箱からフタまで紙でできている。食事が終われば、身箱をたたんでケースのようになっているフタにおさめることで、小さくまとめて捨てることができる。

容器は、装飾性をそぎ落としたスリムで静謐な印象。身箱には切れ込みがなく、一枚の紙を折りあげて立体化しているので、内容物の漏れを防止してくれる。また、フタは底面に折り筋を入れてたわませているので、余分な紙を使うことなく身箱にぴったりとはまる。

身箱もフタも紙素材なので、箸と合わせて捨てることが可能。身箱を手順通りにたたみ、フタに身箱と箸を収納すれば、すっきりと捨てることができ、ゴミ箱もかさばることがない。

紙は、水や油の浸透に強い食品対応の機能板紙を使用。米飯や揚げものなど、幅広い内容物の品質をしっかりと保ってくれるそうだ。

なお、CYQL PROJECTのサイトでは、弁当容器の開発を通じて蓄積した、弁当容器の分別手段、さまざまな素材の長所短所を比較した評価データ、デザインプロセスなども公開している。

また、日本デザインセンターが60周年を機に開催している展覧会「VISUALIZE 60 Vol.2」では、開発したプロダクトを実際に展示している。End

展覧会「VISUALIZE 60 Vol.2」

会期
2021年2月1日(月)~4月16日(金)10:00~20:00
入場無料 土日祝休館
会場
POLYLOGUE(日本デザインセンター東京本社13階)
詳細
https://visualize60.ndc.co.jp/