YCAM、新しい身体表現の魅力を伝える
パフォーマンス「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」が実施

▲京都市立芸術大学での実験の様子(撮影:吉見崚)

山口情報芸術センター[YCAM]は、現在生まれつつある新しい身体表現の魅力をダイレクトに伝えるシリーズ企画「YCAM performance lounge(パフォーマンス・ラウンジ)」の第7弾として、「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」を、山口市中央公園にて2021年7月24日(土)17:00 より実施する。

▲YCAM に搬入する物体

「搬入プロジェクト」は、パフォーマンス集団「悪魔のしるし」が発案した演劇プロジェクト。会場となる建物内にかろうじて入る大きさ・形状に設計された巨大な物体を人力で館内に搬入し、その様子を一種の「演劇」として提示する作品である。

▲「搬入プロジェクト#15 六本木アートナイト」の様子(2014年)

搬入するときになかば必然的に生み出される特殊で不安定な状態を前にすると、運び手や鑑賞者のあいだには混乱や緊張感が生まれ、それが一体感に繋がり、搬入に成功すると不思議と達成感に包まれるそうだ。

今回開催する「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」は、YCAMが物体の設計から搬入まで主体的に実施するもので、事前に実施した物体を設計するワークショップの参加者が設計した物体案の中から、実際に搬入する物体を選定。

YCAMがこれまで培ってきた作品制作のノウハウや、ネットワークを駆使して巨大物体を制作し、中央公園から館内1階のホワイエへと搬入する。

また、実施前にはオンラインイベントを、公演終了後には「搬入プロジェクト 山口・中園町計画ドキュメント」を開催。ホワイエに搬入した物体を展示するとともに、搬入に先立っておこなってきた数々の実験の成果などを膨大な資料とともに紹介する。End

YCAM performance lounge #7
搬入プロジェクト 山口・中園町計画

開催日時
2021年7月24日(土)
17:00開演 参加無料
会場
山口市中央公園
詳細
https://www.ycam.jp/events/2021/ycam-performance-lounge-7/