デンマークの老舗家具ブランド フリッツ・ハンセンは、東京・外苑前エリアの中心にある隈研吾デザインの建築に、「FRITZ HANSEN TOKYO」をオープンした。

同店は、同ブランドのアジア本部でもあるフリッツ・ハンセン日本支社が、オフィス、コントラクトショールーム、そしてアジア唯一の直営店「フリッツ・ハンセン青山本店」の3つの機能を統合したものである。

まもなく創業150年を迎えるブランドの直営店として、そのヘリテージを伝えながら、他業種とのコラボレーションやイベントの開催など、新たな取り組みを行い、新しい価値や感性を刺激する空間を目指すという。

店内は、川島織物セルコンのFELTAシリーズのカーテン（FT6621）など、国内で入手可能なカーテンやフローリングなどを実際に使用することで、生活空間をイメージしやすい工夫を取り入れている。

さらには、TIMBER YARDが同店のためにデザインしたオーダーメイドのオリジナルキッチンを用意。フローリングにはマルホンのオーク材を採用し、1階は直線的なフローリング、2階はフレンチヘリンボーンと、空間の印象に差をつけている。そのほか、アルネ・ヤコブセンの水栓やドアノブなどを使うなど、こだわりのある空間づくりとなっている。

また、同店を楽しめるようにと、トークイベントや店内のバーチャルツアーなどのオンライン動画も配信。隈研吾によるトークイベントや、スタイリングディレクターの大草直子による店内のバーチャルツアーも公開されている。