CASE-REALとUMAがデザインした
九州佐賀国際空港のスーベニアショップ「sagair」

さが県産品流通デザイン公社が運営するSAGA空港一番館は、九州佐賀国際空港ターミナルビルの全体リニューアルに合わせて、スーベニアショップ「sagair(サガエアー)」として2021年4月にリニューアルオープンした。

内装と什器のデザインを手がけたのは、二俣公一が率いるインテリアと建築のスタジオ CASE-REAL

図書館にいるとき、本棚に密に並べられた書籍によって、何かを選び取りたい、探し当てたいという気持ちが生まれることがある。こうしたワクワクした気持ちになるシーンにインスピレーションを得て、店内は商品が「ぎっしり」と詰まった什器で構成した。

ショップのロゴや店内サインのグラフィック、オリジナルグッズや販促物などのアートディレクションを担当したのは、原田祐馬が主宰するデザインオフィス UMA / design farm。ロゴやサインには、「空気」や「雲」を連想させる軽やかなデザインを採用。洗練された空間に軽やかさと親しみやすさのエッセンスを加えたという。

また、ショップや商品セレクト、オリジナルグッズの全体監修はメソッド(山田遊)が手がけている。

同店では、佐賀ならではの新商品として、ファッションブランド「THEATRE PRODUCTS」のSDGs認定事業「HOZUBAG」とコラボレーションし、佐賀インターナショナルバルーンフェスタにて実際に使用された佐賀のバルーンクラブチーム「B.C SKY-FAN」の球皮を再利用したトートバッグやサコッシュを限定販売。

さらに、「すっぴん、すなお、そぼく」をコンセプトに、佐賀の素直で素敵な逸品を探して、国内外に伝えるオリジナルブランド「SAGASU」を設立。佐賀海苔、小城羊羹、丸房露、嬉野茶、日本酒、有田焼の6種を皮切りに、県内の生産者や事業者とのコラボレーションにより生まれたオリジナル商品を展開する。End