TOKYOBIKE TOKYOが東京・清澄白河にオープン
トラフ建築設計事務所が築58年の旧倉庫を改装

トーキョーバイクは2021年7月10日(土)、清澄白河エリア、東京都江東区三好に地上3階建のフラッグシップショップ「TOKYOBIKE TOKYO(トーキョーバイクトーキョー)」をオープンする。

倉庫として使用されていた築58年・地上3階建ての建物を改装するもので、1階と2階が売り場となるほか、1階には清澄白河エリアの自家焙煎コーヒーショップ「ARiSE COFFEE ROASTERS」のスタンド「ARiSE COFFEE PATTANA」が出店する。

また、2階には豪メルボルン発のプランツショップ「The Plant Society」の海外1号店「「The Plant Society Tokyo Flagship」」が入り、3階にはトーキョーバイクのオフィスが入居する。

店舗設計はトラフ建築設計事務所が担当。自転車ファンだけでなくさまざまな目的を持つ人々を受けいれる大らかな空間が求められたという。

▲店舗イメージ

ファサードは、既存のシャッター開口の間口いっぱいに透明度の高いポリカーボネートの建具を設け、外部空間からの連続性を意識したデザインを採用。1階は既存のモルタル床のままとしており、エントランスから自転車をひいて店内に入ることも可能だ。

売り場となる1階と2階をつなぐ階段は、イタリアのスペイン広場を思わせる大階段とし、天井高を活かした大空間を設けることで、売り場としてだけでなく、コーヒーを片手に座ったりイベントを行ったりと、多目的に活用できるようになっている。

この階段構造は、裏側のスペースに製品の修理を行うメカニックカウンターや、自転車をストックするガレージを大きく確保するため、厚さ4.5mmの溶融亜鉛めっき鋼板と最小限の部材によるとした。

また、オフィスとなる3階は、既存のグリーンの鉄骨構造を活かし、トラス梁に仕込んだ間接照明で落ち着いた執務空間を演出しているそうだ。End