MIT Senseable City Labが提案する
テクノロジーを駆使した「未来の公園」像

▲©︎MIT Senseable City Lab

カナダ・ケベック州ラヴァルは、米マサチューセッツ工科大学 Senseable City Labと共同で、「未来の公園」を作る3年間のリサーチプロジェクト「Senseable City Guide to Laval」を公開している。

同市のダウンタウンにある「Carré Laval」というエリアは、かつて採石場だったそうで、その再開発の一環として、このプロポーザルでは、テクノロジーを駆使して新しい仕事やレジャーの体験を提供する公園の可能性を提案している。

提案は、同研究所の学生グループによる6つのコンセプトからなり、人間中心設計により自然とテクノロジーを融合させ、ラヴァルの公共スペースの開発を現代的な方法で実現することがねらいだという。

まず、「Activating Surface」は、透明のパネルを公園のあちこちに設置し、そこにホログラフィーでインタラクティブな映像を投影してトレーナーによるワークアウトの指導が受けられたりする仕組みで、ユーザーも好きな場所でさまざまな運動を行うことができる。

▲©︎MIT Senseable City Lab

つぎに、公園を都市のなかの記憶の場や社会的なつながりの場として捉え、家族や友人たちとの集団的な思い出を作る場として「Infinite Memories」というシステムを活用。各人の思い出を登録すると、これが公園内に設置された水のキャンバスに映し出され、街に住む他の人びとと長年にわたり共有されることになる。

「Fora」は、デジタル技術を搭載したチェアシステムで、多様な背景をもつ人々が集まり、話題を共有して会話を促すスペースを形成することができるという。

▲©︎MIT Senseable City Lab

また、「iTable」は、職場を離れて公園にいるときにアイデアが浮かんだ人のためのテーブルで、天板を裏返すとインタラクティブなボードが現れ、アイデアをすぐに書いたり仲間と共有したりできる。

▲©︎MIT Senseable City Lab

「MinecARft」は、住民がこれからの公園や都市のあり方についてさまざまなアイデアを提案したり交換したりできるもので、拡張現実を駆使し、3Dモデルによって意見を共有することが可能。

▲©︎MIT Senseable City Lab

そして、ラヴァルの農業や食の歴史に着目した「Foodprint」は、AIを使って新たな料理のレシピを創造・共有するキオスク型のスペース。訪れた人はデジタルプラットフォームを通じて地元の生産者とつながり、新鮮な食材の配送も可能になるそうだ。End